かつて秋田県能代市は、
東洋一の木都と呼ばれていた。
− Origin −
創業原点
緻密で整然と並ぶ美しい柾目(まさめ) 耐久性に優れ狂いにくい材質
日本三大美林の一つに数えられた天然秋田杉。
そんな地の利に恵まれた能代市は、
かつて「東洋一の木都」と呼ばれていました。
明治から昭和初期にかけて、
多数の製材所が立ち並ぶ産業地帯だった能代市。
昭和22年5月1日に誕生した大榮木工もまた、
そんな流れを受けた一つ。
秋田杉材を近隣の建具屋に売る小割屋として誕生した2年後、
自らもものづくりに舵切りし建具屋として
再スタートしたのが始まりです。
建具は、平安時代から1000年以上続く日本に継承される文化。
しかし今や、建具づくりを行う企業は国内にも
ほとんど残っていません。
最高級材料であった天然秋田杉も、環境保全のため伐採禁止に。
いくら調和したくとも、
自然の移ろいを
操作することなんて、
人間にはできっこない。
限りある恩恵にあやかりながら、
かつてそこにあったふるさとの香りを、音色を、
絶やすまいとする。
こんな儚くも愛おしい人間の、
日本人の業が、
大榮木工のものづくりを
続ける源流にあるのかもしれません。